3年くらい前に、郷里である青森のラジオ番組からインタビューを受けた話を書いたと思う。
その時に過去の番組の出演者を聞いて、そこから昔の幼なじみの友人と繋がった件です。彼女は書家、つまり書のアーティストで、日本でも有名な国民的なTV番組の題字を書いたり、いろいろな商品や、企画イベントのタイトルロゴも書で現している人。当時、彼女の仕事そして、作品をウェブサイトで拝見して直ぐに思いついたのが彼女の展示をNYに持って来ようという事。何回かのメールのやり取りで交渉した結果、是非やってみたいと言う事だったので、ずっと楽しみにしていた。
それがとうとう今度の11月6日に実現する事になった。

"Overflowing thoughts"
Sho Calligraphy by Kinko Kikuchi
Thursday, Nov. 6th 2014
At Nepenthes New York
307 West 38th Street NY NY 100018
Opening reception starts 7PM
11月6日のオープニングパーティには本人も駆けつけてくれる。
彼女にとっては初のNY旅行だそうです。
先ずは
彼女のウェブサイトでプロファイルや、作品を見る事ができます。
個人的には、書というものには縁があまりなく子供時代の習字や、書き初め程度の知識というレベル。彼女の作品を評価できる何も持ち合わせていないのだけど、今回の展示に先立って書きおろした作品のいくつかの写真を送ってもらった時は正直、驚いた。彼女の説明に寄ると、それは「鳳舞」という字。それは書の作品で、墨で書いた文字のはずなのだけど、僕の眼には舞という字が墨で描かれた少女の踊る姿にしか見えなかったから。幼なじみではあるけど、昔から知っている人ではあるが、それとは全く別の次元で、本当に感動しました。こんな素晴らしい作品たちを、できるだけ多くの人たちに観てほしいと思います。
すでに彼女の地元TV局、新聞社からの取材要望も来ており、
なんだか凄い事になりそうで楽しみです。
期間中にNYに来られる機会がある方、是非お店にお立ち寄りください。

さて、今回の展示は最初に彼女にアイデアを打診してから約3年ほどの時間が経ってしまった。
いろいろな事情があったのだけど、この間僕は東京の展示会出張時にたまたま東京へ来ていた彼女と30年以上ぶりに会う機会があった。二人とも良い歳なのだけど、結構普通に子供時代の感じに戻れた
(僕だけかも知れないが)のは不思議だった。そしてついこの前、久しぶりに両親の墓参りをしに郷里に一泊した際、彼女はなんと小中学時代の同級生を5人ほど食事会に連れてきてくれた。皆30数年ぶりに会う人たちだったのだけど、4人の女子は皆面影がそのままで直ぐに分かった。彼女たちの旧姓をフルネームで言う事もできたほどで、今時のおばさんは本当に綺麗なもんだなとあらためてびっくり。しかし、もう1人。男性が1人、どうしても思い出せなかった。名前を聞いてもピンとこなかった。本当に申し訳なかったが、ま、男っていうのは大体こんなもんでしょう。許してください。
ではまた次回。