こんな動物知らなかった。
イイズナというイタチの仲間で、30から250グラムくらいの体重なのでとても小さい。その小さいからだに似合わずとても凶暴な肉食獣で、ウサギも単独でハントしてしまうらしい。

札幌で久々にカイルと再会し、スタッフ皆で食事をする機会があった。獣医でありながら、今も知床に通い研究を続ける彼の話しはいつも面白い。どの時期のクマが人間にとって一番危ないの?とか、見たこと無い動物で一番見たいのは何?とか、ふとした疑問を何個もぶつけて、専門家ならではの意見を楽しんでいる。


研究を通じて様々な動物を扱ってきたカイルは、飼いたいと思った動物はいないのだろうか?その質問に対する答えが、このイイズナだった。ある日、実験で必要なマウスを捕るための仕掛けに真っ白な動物が入っているのを見つけ、それがイイズナだった。あまりのかわいさに純粋に感動したそう。

イイズナと聞いても何の事か分からず、皆で一斉に検索。
そして、携帯に出てきた画像を見て皆で納得。顔といい、体のバランスといい、色といい、"かわいい" の元になる要素満載。もちろん、そうは言っても本当に飼う訳ではなく、カイルにとって動物はあくまでも研究対象で、コンパニオン(伴侶)ではないなのだと思う。
うちの会社には犬好きが多く、自分も一匹テキサス生まれの♂フレンチ・ブルドッグを飼っている。好きな映画とマンガの登場人物の名前からTRAVISと名付けた。もう12歳。昔から暇さえあれば寝てるメロウなヤツ。カイルの研究対象にはなりそうもない。

