このところ男2人サシで会うことが多い。
仕事の話しをしていたはずが毎回脱線。翌朝に何とか記憶を集めてまとめるのがお約束。
某日、本間良二に呼ばれたのは京成線某駅。挨拶もそこそこに早足で店に向かうと、開店を待ち構えた男衆が既に店の前で喉を鳴らしている。開店と同時に男衆はなだれ込み、すぐに席が埋まる。
無事席を確保。ほっと一息して向いを見て視線が釘付けになった。
いるのだ。
確かにいるのだ。
恋愛下手的屋的非定住下町男。

ハットに切符が挟まってる。。。嫌な予感。印字がはっきりとこの眼に。やっぱり直球で "柴又"だ。
ジャケットの下は青シャツ、腹巻きには少しラメが入ってた。でも、やり過ぎはご愛嬌。好きなロックスターと同じ格好をするのと一緒。
寅さん出現に気持ちもほぐれたところで、さてと周りを見ると、みな本当に行儀が良い。カウンター脇にある紙と鉛筆を自ら取り、さくさくと注文を書き込み、並んで女将さんに渡していく。店のご夫婦にできるだけ負担をかけないよう、暗黙の了解で店のシステムに馴らう。
決してお店がお客さんにそう仕向けているのではなく、ご夫婦とお客さんが、阿吽の呼吸で機能してる感じ。そしてメニューを見てびっくり。やきとん80円。。。頭が下がります。皆このお店を長く続けてもらいたいと思ってるんだなあと、ほっこり。
こんなお店に親父さんと親子で来てるという本間良二。良いヤツ過ぎる。そのあと連れて行ってもらった蕎麦屋もすごく良くて、最後はホテルのラウンジで締め。とても良い夜。
今日はお薦めを幾つか。


やってるよと周りの人が教えてくれたもの。見過ごすとこだった。。。ありがたし。
あと、この新しい雑誌とても面白かったです。すごく気持ちよい色の表紙。

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