代官山で行われていたグラフィックデザイナー粟津 潔さんの展覧会で、「不思議を眼玉に入れて」
粟津 潔=著 現代企画室 1,800円を購入。もの凄く面白かった。"はじめに" から解説まで全部面白い。語り口も非常に柔らかで、帯に「こどもにも読ませたい一書」とあるのも頷ける。

本の中で粟津さんは語っている、「出会うということは、とりもなおさず、相手の中に自分がいるということです。対象の中に自分がいるということは、相手の中に、自分の好むもの、自分と共通するものがあるということ。もし、相手の中に、共感するものや共通点がなく、自分と違うものの方が多ければそれは出会うことができないものです。自分とは同じ何かが向こう側にもある、そのときはじめて、出会いが成り立つのです。そして、ぼくはそのことを大事にします。」(「不思議を眼玉に入れて」より抜粋)
自分達に置き換えれば、NEPENTHESの服を手に取ってくれる人達には、自分達と同じ何かがあるということ。そして、そのことを想像するのはとても楽しい。直接出会って話したりすることはなくても、洋服を介して出会っているということだと思う。
その出会いの場は「店」。実はいまNEPENTHES TOKYOは秋のリニューアルに向けて、着々とその準備を進めている。新しい店は、NEPENTHES 25年間の様々なエッセンスが詰まった、全く新しいデザインの店になる予定。そこでまた、たくさんの出会いが生まれることを今から楽しみにしています。

と書いていたら、イチローがNYヤンキースに電撃移籍。普段、野球観ている訳ではないのだけれど、このニュースにはかなり興奮した。トレード発表後すぐ、古巣との対戦に出場するメイクドラマにも痺れた。大の野球ファンである清水さんがちょうどNYへ行っているので、きっと今頃大器さんと一緒に盛り上がってることだろう。ヤンキースタジアムでイチローがどんな歓迎を受けるのか、想像しただけでわくわくする。