NHK大好き。良い番組ばかりで、いつもありがたく拝見している。ちょっと前もサイエンスZEROという番組で放送された「地球外生命の大本命、土星の衛星タイタン」を視てひっくりかえった。宇宙系の話しは好きなので気付けばだいたい視るのだけど、今回の番組は簡単に言うと、土星の衛星タイタンにほぼ間違いなく生命体が居そうだという内容。
欧米が共同で打ち上げた衛生カッシーニが 7年かかってタイタンに着いたそうで、そこからの映像や音声などを分析した結果、そこには湖や川や海があり、風の音もするので大気もあるとのこと。
土星の海や川を流れる液体は、なんと地球では天然ガスとして存在するメタンで、気温がマイナス180度!そして大気は、窒素98%、メタン2%という地球からは想像もできないような条件なのだけど、大気中にはDNAに含まれる塩基であるアデニンという物質が発見された。
生命が生まれる為に必要なのは水や酸素ではなく、有機物のブロックが濃縮されて巨大になるプロセスだそうで、星の中で液体が気化してまた液化するというような循環が必要。重力もある土星では粉雪のようにメタンの雨が降り、川となって海まであるそうな。
原始の地球でアミノ酸などが大きな水たまりで濃縮されたように、土星でも大気中のアデニンが循環し濃集される事で、きっと生命が生まれているはず。太陽系で液体が循環し濃集されるのは土星と地球だけで、今後液体や泥のサンプルが土星からもって帰って来れれば生命の存在を証明することができそうだ、という話しだった。
生きてるうちに地球外生命が見れる期待大!もし見つかったら、生きてるうちに
UFCが始まってくれたのと同じくらい興奮するだろう。

出張で訪れたNYでも、宇宙に触れた。
ノビに付き合ってもらったギャラリー巡りの最中に偶然足を踏み入れたギャラリーで、マイケル・ベンソンという人の写真展が開催されていた。宇宙を題材にした素晴しい写真展で、荘厳でスケールの大きな写真の数々に夢中で見入ってしまった。隣のギャラリーでも宇宙をテーマにした作品を展示していたので、もしかしてアート界でもちょっとした流行なのかもしれない。


写真は大きい物で100万円くらい。こういう写真をばんばんばんとリビングに飾ったらどんなに気持ち良いだろう。自分の場合、残念ながらまずは広いリビングを持つ事から始めなくては。

たまたまグランドセントラル駅の近くに泊まっていたので知ったのだけど、来年で誕生100年を迎える東京駅の一足早く、NYのグランドセントラル駅が今年ちょうど誕生100年を迎えた。

せっかくだし、ということで有名な地下の
グランドセントラル・オイスターバー・アンド・レストランへ。観光客も多いし、今では他におしゃれでいけてるオイスターバーがたくさんあるけど、やっぱり老舗ならではの雰囲気が心地良し。銀座のライオンでビールを飲みながら、やっぱりなんだか風情があるなあと思う感じに似てる。
ホテルへの帰り道、ふと下を見て青くなった。

巨大な穴が空いている。。
場所はグランドセントラル駅から、レキシントンアベニューを数ブロック下った西側。そりゃあ巨大な直径20mくらいありそうな穴が突如出現する。しかも信じられないくらい深く、足がすくむ。


地面より遥か深くに星見たる、いとおかし。しばし見とれたり。