
眠い目を擦りながら、朝一の便で向かったのは八丈島。
50分後には全くの別世界が広がっている。これで東京都なのだから面白い。


旅の友は
花宇の清順くんと藤原さん。花宇という会社は、NEPENTHESが日頃とてもお世話になっている植物問屋さんで、明治元年から150年続く老舗。五代目である清順くんは国内外を飛び回りながら
"そら植物園" というプロジェクトを昨年スタートし、毎日怒濤の日々を送っている。メディアに登場する機会も多いので、その素晴しい仕事の数々は多くの人が知るところ。
その多岐にわたる膨大な仕事量を、裏で支えるひとりが藤原さん。一家に一台じゃなくて、一社に一人こういう人が居たらなあと思わず想像してしまうほど、いつも惚れぼれする仕事ぶりの素敵な女性。

前の週に清順くんと食事をしててたまたま八丈島の話しになり、行きたいなあ、行こうかと、翌週には一緒に八丈島への飛行機に乗っていた。八丈島といえば、装飾家の沖山潤さん。潤さんと清順くんが会ったら面白そうだなと、勢いに任せた旅の始まりだったけれど、果たして想像以上に楽しい時間を過ごす事ができた。直感を信じて良かった。今回も潤さんにはお世話になりっぱなし。感謝してます。

明日葉の若芽。もぎって食べるとほんのりと塩味。ハーブの効能ですっきり。

清順くんが教えてくれたジャボチカバ。立派な木姿も良かったけど、幹になる果実がとても美味。マンゴスチンのような味で、予感がしつつ聞けばやはりブラジル原産。

立派なパパイヤ。触らずにはいられないのは男子の性。

枯れても絵になるモンステラの葉は、宇宙からの使者。

ヒスイカズラの花。いつ見ても最高。

ネペンテスの存在感は格別。中にはXXX-RATEDな困ったやつもいるけど。


これにはビックリ。逆さにしたらそのままうちのNマーク。なんか嬉しい。


八丈島は今、自然エネルギーの有効利用に取り組んでいて、「21世紀のクリーンエネルギーのモデル島」を目指している。電気自動車や風力発電なども早くから導入し、現在は地熱発電の利用拡大に向けて動いている。つまり八丈島は、亜熱帯な東京都というだけじゃなく、新しい生き方を創り出す "一歩先行く" 東京都でもあるということ。

ベストシーズンはこれから。八丈島ならではの島寿司、明日葉、ぶど、クサヤ、焼酎など、数々の特産品も個性的で楽しい。海では亀が「おじゃりやれ(いらっしゃいませ)」とやさしく迎えてくれる(一潜り6匹の実証済み)。皆さんも是非、勢いで行ってみましょう。きっと良い事があるはず。
おじゃれ!八丈島。
