釣りで心身共にリフレッシュするはずが、身体はボロボロに消耗して久々に泥のように就寝。それでも起きたら心は髄分軽く、リスタートされたPCのような気分。休みも出掛けたいモードになって吉祥寺へ出掛けた。
見てみたかったのは、新しく出来た商業施設キラリナ京王吉祥寺。馴染みの無いちょっとギャルっぽいネーミングを、独り言のように唱えて入ってみる。考えてみたら、自分がこういう場所に来る機会って滅多に無い。妙な違和感を感じつつも、浮いてるのは気のせいだと言い聞かせてぶらぶらと観察。
確かに何だか楽しそうでキラキラしてる。メインターゲットは30代女子とのこと。"吉祥寺にありそうでなかったものを" をコンセプトに店舗を誘致したそうで、ビームスさんなどがその筆頭。確かにそういう店って多かった。うちも吉祥寺方面にはあまり縁がない。でも、個人的には井の頭公園駅の方とかとても好きで、合うような気もすごくしてる。
井の頭公園にも足を伸ばして、彫刻でも眺めようと公園内にある彫刻園に向かった。北村西望のアトリエ館、彫刻館A館、彫刻館B館の3館があり、野外にも彫刻が展示してある。北村西望というとピンと来ないかもしれないけど、あの長崎の平和祈念像を作った人だ。ちゃんと目的を持って見たのは今回初めてで、それを強く後悔したくらい素晴しい彫刻園だった。
ひとつで充分主役になる力強い作品が園内に多数配置され、その一つひとつに対峙するこちらにもパワーが漲ってくる。アトリエ館など資料も充実していて、テーマの変貌や、祈念像を完成させるまでのストーリーなど非常に興味深かった。男性裸像が特に素晴しく、見るにつけ細部に発見がある。目に心地良く、純粋にかっこいい。鍛え上げられた日本人男子のイデアというか、完成された姿に思える。オーラのある身体。
「静座ー巨人」

リアリティ迫るこの三体の揃い踏みは絶品。野外に置いてあります。

北村西望の作品を見ながら、思い出していたのは木村正彦の写真。
この本で紹介されている木村正彦全盛期の写真は、全スポーツファン必見です。

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このコラムから初の書籍が誕生しました。
ある格闘家の戦いの記録。
いまを残したいというただそれだけの、
でもとても切実な祈り。
日々の小さな幸せは、
実は奇跡の連続なのだと気づかせてくれる。
写真家・川内倫子
「3回手術すれば生きられます」。娘が誕生した翌日、聞かされたのはそんな言葉でした———。
格闘家として身体を酷使してきた父が、心臓疾患を持つ娘との日々を綴った人気ブログ「パパはね。。」を書籍化。軽やかな文体の中に見え隠れする、生と死の脆さ、命のたくましさ、母娘の強さが、著者自身の撮影による瑞々しい写真とともに心を打ちます。
木村伊兵衛写真賞受賞写真家、川内倫子氏も絶賛。