週末は「深夜食堂」ばかり観てた。
小林薫さんはもちろん、脇を固める松重豊さんや光石研さん、そして風の谷のナウシカ、どの役者も凄くて、演出も最高。これはもう、ただのドラマというより一つの作品。良いなあ。小林薫さんはうちの洋服をよく着てくれている。とても嬉しい。
ふつふつと、これをやれて良かったなあと改めて思う。
と書いていたら、ちょうど今スタイリスト大久保さんが小林薫さんの衣装を見にショールームに来てくれて、「深夜食堂」は韓国でも大人気で、今度映画になるんだよと聞いてびっくり。どうりでネットにある動画には、ハングル文字のサブタイトルが付いてる訳だ。
良い感じで深夜食堂に浸っていたところ、現実に戻されたのが連日被害が増しているエボラ出血熱のニュース。「世界保健機関が新たに発表したところによると、過去およそ40年間で最も深刻とされる今回の流行による死者は、西アフリカの4か国(ギニア、リベリア、ナイジェリア、シエラレオネ)を合わせてすでに1145人に上った。」と、ニュースでは報道されていた。
シエラレオネは民族紛争などでずっと苦しんでいる国で、世界で最も平均寿命が短い国としても知られている。ここにきて今度はまたエボラ。世界中の神様に祈りたくなってくる。
エボラ出血熱については、リチャード・プレストンのノンフィクション
「ホット・ゾーン」を強くお薦めしたい。本当の怖さが分かる。"迫真の" とは、まさにこういう本に使う言葉だな、と思わせる95年のベストセラーノンフィクション。ホラーよりずっと蒸し暑い夏にぴったり。

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ある格闘家の戦いの記録。
いまを残したいというただそれだけの、
でもとても切実な祈り。
日々の小さな幸せは、
実は奇跡の連続なのだと気づかせてくれる。
写真家・川内倫子
「3回手術すれば生きられます」。娘が誕生した翌日、聞かされたのはそんな言葉でした———。
格闘家として身体を酷使してきた父が、心臓疾患を持つ娘との日々を綴った人気ブログ「パパはね。。」を書籍化。軽やかな文体の中に見え隠れする、生と死の脆さ、命のたくましさ、母娘の強さが、著者自身の撮影による瑞々しい写真とともに心を打ちます。
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