北海道はでっかいどう。千歳空港からニセコ方面に2時間ほど車を走らせると、山が見事に燃えていた。深緑から黄、橙、赤と見渡す限りに続くグラデーション。

思わず声がでる秋の色。とりわけ川辺で見るモミジは、太陽の光が射して絶品。釣りの最中も竿を置いて見入ってしまった。釣れた岩魚をすくった網に、紅葉したモミジの葉が流れ込む。風流なり。

こんなんでました。象?いや、こりゃ鼻じゃなく口だな。にっこり顔にシザーハンズのような危ない爪。これはニセコ帰りに札幌のSOUTH2 WEST8に寄ったとき、店のキッズコーナーで見つけた絵。子供が描く訳の分からない絵って良い。毎回ここのスケッチブックを見るのが楽しみ。


壁にあるアンティークプリントのなかにはジャッカロープも。昔は本当に存在すると考えられてたんだろう。初期のNEPENTHESからずっと店に居た隠れたマスコット。

アウトドアショップとして「SOUTH2 WEST8」のアイテムがフルラインナップで揃う店内。この感じが北海道ならでは。朝晩は既に4度!やっぱり北海道ってちょっと特別な場所。これからどんどん寒くなって、店の暖炉に火をくべる頃になると、じんわり暖かくなってまたさらに居心地が良くなる。そんな店。


バックヤードにはたくさんの剥製達が休眠中。

ふと上を見たら、こんなんでました。
剥製と分かっていても、今回ばかりは思わずぞっとした。

今回はこいつの気配にびびりながらの釣行だった。新しく訪れたどの川も熊の生息地で、見るからに居そうな雰囲気。しかも季節は食欲の秋、ちょうど冬眠前で精力的な時期。そして活動時間帯も朝夕と、魚が釣れる時間帯とぴったんこ。少しでも人の気配を熊に察してもらおうと、鈴を鳴らし声をだしながらの移動。ついに出会ってしまったのが、このバックヤードで良かった。
20秒後くらいに刮目。怖い。
東京に帰って色々調べてみても、残念ながらやっぱり絶対会わないで済む方法は無い。特に山での釣りの場合ってだいたい見晴らしがよくないから、出会い頭的に近距離が多そう。色々調べた結論としては会ってしまったら何しろ後ろを向いて走り出さない。ヒグマの時速は60km。そしていきなり大声を出したり驚かせない。勝負は眼力!(らしい)。睨みつけて眼をそらさずゆっくり話しかけながら、両腕を上げて振り自分を大きく見せて、熊との間に障害物を入れる位置に。後ずさりして距離をおいてが相手が去るのを待つ。
※ためになる参考 知床財団 ヒグマ対処法
http://www.shiretoko.or.jp/library/bear/bear2/
襲われたら? これはまた難しい。最強兵器の熊スプレーも5秒しか持たないし、3〜4mしか飛ばない。参考になるのはやはりこの動画か。
関節技の鬼、藤原喜明。熊にサブミッションは使えそうにない。使えそうなのはエドゥアルド・テレスばりの亀ガードか!?
好評発売中!
このコラムから初の書籍が誕生しました。
ある格闘家の戦いの記録。
いまを残したいというただそれだけの、
でもとても切実な祈り。
日々の小さな幸せは、
実は奇跡の連続なのだと気づかせてくれる。
写真家・川内倫子
「3回手術すれば生きられます」。娘が誕生した翌日、聞かされたのはそんな言葉でした———。
格闘家として身体を酷使してきた父が、心臓疾患を持つ娘との日々を綴った人気ブログ「パパはね。。」を書籍化。軽やかな文体の中に見え隠れする、生と死の脆さ、命のたくましさ、母娘の強さが、著者自身の撮影による瑞々しい写真とともに心を打ちます。
木村伊兵衛写真賞受賞写真家、川内倫子氏も絶賛。