羽田を7時に出て、10時には山間の川の前に立っていた。
北海道は特別な場所だと改めて思う。9月で釣りが終わる本州と違い、春のヤマメや特定の河川は除いて、北海道には禁漁期間というものがない。冬だというのに今年は中毒患者のように北海道の川に通ってしまった。

川で無心になることが出来れば、暫くはその余韻が続いて都市での生活も新鮮なものになる。それはスパーリングするのとちょっと似てるのだけど、やはり自然の中に浸って見えない獲物と乱取りするのは別格に格別。結局、人間はいつもどこかで自然を求めてるんだろうと思う。SOUTH2 WEST8が札幌にあって良かった。今回の釣行の模様は
「FISH AND BIKE」ブログに詳しくアップされているので見てみて下さい。
山でテンションが上がったか、珍しくスリーショットも。
若干みんなファイティングポーズなのがおかしい。

自分が網ケースの横に腰からぶら下げてるのは、熊鈴と熊撃退スプレー"カウンターアソールト"。林道でヒグマ目撃情報の看板を見つけ、要さんがさっと手渡してくれた。あざす!とさっそくベルトに装着し山に入ると、これが本当にどこにヒグマが居てもおかしくない景色。でもスプレーのお陰で、3倍くらい強くなった気分で心強かった。

帰り道、もう一回使い方をおさらいしとこうと、ケースからスプレーを取り出して驚愕。そのスプレーには安全装置の固定バンドが出荷時そのままに付いていた。これでは全く使えない状態。もしヒグマに出会っていたら、噴射できないスプレーを突き出したままがっつりやられていただろう。。スプレーの固定バンドをカットして、要さんへ丁重にお返しした。ヒグマさん、いいかげんそろそろ冬眠して。
好評発売中!
このコラムから初の書籍が誕生しました。
ある格闘家の戦いの記録。
いまを残したいというただそれだけの、
でもとても切実な祈り。
日々の小さな幸せは、
実は奇跡の連続なのだと気づかせてくれる。
写真家・川内倫子
「3回手術すれば生きられます」。娘が誕生した翌日、聞かされたのはそんな言葉でした———。
格闘家として身体を酷使してきた父が、心臓疾患を持つ娘との日々を綴った人気ブログ「パパはね。。」を書籍化。軽やかな文体の中に見え隠れする、生と死の脆さ、命のたくましさ、母娘の強さが、著者自身の撮影による瑞々しい写真とともに心を打ちます。
木村伊兵衛写真賞受賞写真家、川内倫子氏も絶賛。