大相撲初場所初日、遠藤が素晴しかった。強い当たりと前に出る強さに思わず声がでた。残念ながら二日目は碧山に突き落とされたけど、充実してる感じは伝わって来た。それにしても、初日から遠藤vs逸ノ城の初顔合わせを組んで、二日目もvs碧山という国際戦を用意。相撲協会もなかなかやるなあ。
ところで、相撲の取り組みの決まり方って、凄く難しく実に奥が深い。ルールとして15回戦った内の勝ち星の多い人が優勝と決めているのに、総当たりな訳じゃないから、誰と当たるかによって楽な場合もキツい場合もあり、その勝ち星は公平では無い訳だ。なるべく公平になるように、取り組みは審判部の会議によって毎日決められている。
基本的には、十五日ある内の二日目までを初日の前日に決め、あとはそれぞれの前日に決まる。二日目以降、きっと毎日悩みに悩んでるんだろうと思うと面白い。お互いが呼吸を合わせるという対戦格闘技ではありえへん立ち合いのルールや、東西に別れてるのに対戦には関係無いところとか、相撲は色んな意味で趣きがある。
二日目は銭湯で見てた。四股(しこ)に注目してて力士の四股が見たいんだけど、どうもその場面になると、客席を写したり取材が入れたりしてじっくり見せてくれない。イライラしてたらゲストの紺野美沙子さんが、四股も含めた遠藤の力士としての所作の美しさについて語ってて、そうそうそうなんだよと独り言。

GOO FACTORYの渡さんの家に遊びに行った時に置いてあってフレックスクッション、お尻の下に敷いてストレッチに使うのだけど、これも四股をヒントに開発されたものらしい。Amazonで迷わずポチッと。これ、本当に良いです。やってみると分かるけど、四股を踏むのはとても難しい。でも体に力が漲るのを実感できる。綺麗な四股が踏めるようにするのも今年の目標。
さて、NEPENTHES各店にも新作が届き始め、毎日が各ブランドの個性のぶつかり合いで、さながら初場所開催中といったところ。毎シーズン注目を集めるイメージブックも本HPにて公開がスタートしました。
清水慶三、鈴木大器、それぞれが考え抜き提案するスタイリングの数々。
是非、上から下までじっくりとお楽しみ下さい。

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写真家・川内倫子
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