いや~ヒヤヒヤした。
佐川急便さんに聞いても、ヤマト運輸さんに聞いても、トミタケ建設さんに聞いても、この路地は通れないよという4トントラックを、清順チームは見事店に横付けしてみせた。大袈裟じゃなく左右の隙間は4-5cmだった。あの狭い路地をあんなにでかい木を乗せて通すなんて。運転手さんの熟練したハンドルさばきは感動的だった。そら植物園のスタッフさんの動きも、機敏で無駄がなく、溌剌として聡明で、うちの女子社員もうっとり。
しかも台風が重なって余計ハラハラ。でも、晴れ男の面目躍如で、搬入当日の早朝に台風は通過して快晴という幸運。ちなみに清順は雨男らしく、今回は晴れ力が勝って良かった。ピーカンの住宅街で、宙に浮いた大木をみるのは実に痛快だった。
生け花に精通した清順のアイデアは絶妙にうちのツボを付き、分かってくれてる安心感が嬉しい。チームの完成度も高くて、そら植物園さんの充実度がうかがえた。あのチーム力、正直羨ましい。
設置するやいなや、横切る人が次々に声をあげて写真を撮っていた。それが何より。そこからコミュニケーションが生まれる、それがディスプレイ本来の目的なのだから。
見る人のテンションをあげてくれる木です。
元気になります。是非ご来店ください。

好評発売中!
このコラムから初の書籍が誕生しました。
ある格闘家の戦いの記録。
いまを残したいというただそれだけの、
でもとても切実な祈り。
日々の小さな幸せは、
実は奇跡の連続なのだと気づかせてくれる。
写真家・川内倫子
「3回手術すれば生きられます」。娘が誕生した翌日、聞かされたのはそんな言葉でした———。
格闘家として身体を酷使してきた父が、心臓疾患を持つ娘との日々を綴った人気ブログ「パパはね。。」を書籍化。軽やかな文体の中に見え隠れする、生と死の脆さ、命のたくましさ、母娘の強さが、著者自身の撮影による瑞々しい写真とともに心を打ちます。
木村伊兵衛写真賞受賞写真家、川内倫子氏も絶賛。