雑誌「BRUTUS」の植物特集号が本日発売。
自分が面白いと思う植物を紹介して貰いたい→じゃあどこかにまとめて見に行こう。ということで、編集の町田君、川端君、カメラマンの伊藤さんとタイへ向かった。
お酒や煙草のシーンがテレビではモザイクがかかる。学校は制服がきっちりしていて、上品な男子に人気がある。相続税がない。他人にあまり干渉しない。日本人街の怪しい店には、タイ人は入れない。ブアカーオはやっぱりタイでも有名。そんなどうでもいいような話をガイドさんや現地の人から情報収集しながら、連日の植物漬け。


本当は何個も農園を回ったりしたのだけど、毎週開催されているチャトゥチャックの植物マーケットだけで、充分色々あり過ぎるくらい。

マーケットは、植物だけでなく、魚、爬虫類、鳥、犬、猿、生き物大集合。しかも、植物と同様、そのどのジャンルも異常な程にマニアック。クーラ室のなかに、チベタン・マスチフがいたり、アロワナ専門の水槽だらけの部屋があったり、ここまでペット偏愛な国民性って他に思いつかない。薄暗い通路に色んな国からの生き物が溢れてるのを見て、映画『アウトブレイク』を思い出した。
宿泊した
THE SIAMが、素晴しくて驚き。エクステリア、インテリア、植物の使い方、照明、サービスそのどれもが最高。思いっきりツボだった。エステサロンにはタトゥースタジオまで。


本当はタイで一番良かった植物は、オーガスタ(Strelitzia nicolai ストレリチア ニコライ)。
ショップやオフィスなどでよく見られるフツーの観葉植物だけど、それらはみんな幼苗。本当は扇状のこんな素敵な姿。ホテルの中で使ってるのにやられてしまった。もちろん天井はガラス張り、ここが家だったらね。。

何しろ今回の号は、お政治とお世辞抜きに名作。自信を持ってお薦めできる永久保存板です。テロのお陰で、タイへの旅行はお薦めできなくなったけど。。
そして、ブルータスの次号は、
「次号はファッション特集、2015−16 A/W STYLE BOOK『服に愛』。
男たちの服への過剰な愛情があふれて。Love Beyond Fashion、語りましょう。」(HPより)
我々も、服への愛なら底なしです。
好評発売中!
このコラムから初の書籍が誕生しました。
ある格闘家の戦いの記録。
いまを残したいというただそれだけの、
でもとても切実な祈り。
日々の小さな幸せは、
実は奇跡の連続なのだと気づかせてくれる。
写真家・川内倫子
「3回手術すれば生きられます」。娘が誕生した翌日、聞かされたのはそんな言葉でした———。
格闘家として身体を酷使してきた父が、心臓疾患を持つ娘との日々を綴った人気ブログ「パパはね。。」を書籍化。軽やかな文体の中に見え隠れする、生と死の脆さ、命のたくましさ、母娘の強さが、著者自身の撮影による瑞々しい写真とともに心を打ちます。
木村伊兵衛写真賞受賞写真家、川内倫子氏も絶賛。