「日本書紀」ならびに「淡国通記」によると、推古3年(595年)に、淡路島に一抱えもある大きな香木(沈香)が流れ着いたとあり、これが歴史上に記録が残る日本最古の香木として知られています。淡路島は、全国シェア70%を占める線香/お香の生産地であり、特に薫寿堂のある一宮町では、線香作りの伝統や古代からの香木伝説、ハーブ栽培など、香りにまつわる数々の地域特性を活かして「香りの町づくり」が進められています。
「時代的なものもありますが、やはり高校生の時(1975年頃)アメリカのカルチャーに大きな影響を受けてから、海外のものをずっと見てきました。NEPENTHESでも長い間、アメリカを始めとした海外からのインポート商品をメインに扱ってきたのですが、インターネットの普及で状況が様変わりして、キーワードさえあれば誰もがどこにでもアクセスできるようになり、海外でのバイイングや仕入れが難しくなってきました。そんななかで〈ENGINEERED GARMENTS〉が生まれ、アメリカ製にこだわったブランドとして確立していきました。そのような流れから、〈NEEDLES〉では意図的に日本製にこだわったもの作りを目指しました。そして、私自身すでにその頃には和の世界に興味を持っていたこともあり、伝統的な和の技術を取り入れるようになったんです。最初に始めたのが、故郷山梨の名産品『甲州印伝』でした。その後も『江戸小紋』や『奥州紬』、『会津桐』、『泥染め』など、毎シーズン何らかの和物を取り入れています」
「和物の魅力は、侘び寂び、技術力、もの作りへの真摯な姿勢だと思います。今回はNEPENTHESからの新たな提案として『お香』を制作しましたが、細かな調合を繰り返して、納得のいくまでやり切ることができました。こちらのイメージに対して、常に的を得たサンプルで回答してくれたのは、まさに職人技でした。長くお付き合いいただいた薫寿堂さんには感謝しています」
「この『PURPLE HAZE』(紫の煙)は、白檀と藿香(パチュリ)をメインにして、艶やかな和の香りをイメージして作りました。これで決まりというわけではなく、少しずつ変化させていきたいと思っています。使い方は様々ですが、個人的には朝の落ち着いた時間に炊くことが多いですね。使ったことがない人にとっては、お香は少し敷居が高いようなイメージがあるかもしれませんが、一般のルームフレグランスなどと変わらず、自分が焚きたい気分の時に、気軽に使ってもらえたらと思っています」
NEPENTHES系列各店舗にて是非ご覧ください。
NEPENTHES TOKYO
東京都渋谷区神宮前5-44-1
TEL 03-3400-7227 [email protected]
NEPENTHES OSAKA
大阪府大阪市西区京町堀1-13-16
TEL 06-6446-9882 [email protected]
NEPENTHES HAKATA
福岡県福岡市博多区店屋町2-28
TEL 092-292-0579 [email protected]
SOUTH2 WEST8
北海道札幌市中央区南2条西8丁目2-1
TEL 011-280-7577 [email protected]
お香づくり百余年の歴史を持つ薫寿堂。今でも淡路島の自社工場にて、最新鋭の設備のもと、品質のよいお香やお線香をていねいに生産しています。お香はまず、銘柄に応じた各種の原料・香料で調合され、温水を加え約30分練り上げたのち円筒形の「練り玉」に仕上げられます。練りあがった練り玉は成型機に仕込まれ、素麺状に(コーン型やうずまき型は、それぞれの成型機に入れられます)。その後、成型されたお線香・お香を銘柄に応じたサイズに切り揃えまられ、湿度管理された乾燥室で約24時間乾燥されます。 出来上がったお線香・お香は1本1本曲がりや折れなどの厳重なチェックがされたのちに全国へと出荷されています。